ヴェローナ:古代ローマ劇場アレーナ&ルネッサンス建築を満喫!
ヴェローナと言えば「ロミオとジュリエット」の舞台として有名な町ですが、それだけではありません!
街の中心には古代ローマ時代のアレーナの円形とサン・ゼーノ教会、ロマネスク様式の大聖堂など数々の歴史的建物が多く残っています。
ジュリエッタの家には多くの観光客が訪れ愛のメッセージをここに残していきます。
カラフルなレストランが古代ローマ時代の円形闘技場アレーナの正面入口前に連なり、夏の開催される野外オペラコンサート前にここでアペリティーボ(食前酒)を楽しんだり、アレーナを眺めながらの食事を楽しんだり・・・ゆったり時間を過ごされています。
夏の野外オペラ2020年は新型コロナウィールス感染予防のため残念ではございますが開催中止となりました。
2021年6月19日~9月4日まで開催致します。AIDA(アイーダ)、TORANDOT(トゥーランドット)、NABUCO(ナブッコ)、LA TRAVIATA(椿姫)など人気のオペラは早めの予約が必要です。
夜空の下の古代遺跡で鑑賞するオペラはイタリアだからこそ! 体感できる素晴らしいコンサートです。
始まりはまだ明るいベローナですが、オペラが始まり段々と暗くなり、同時にオペラのストーリーもクライマックスになっていく・・・・
そんな素晴らしいオペラ鑑賞はイタリア旅行の最高の思い出になることでしょう。
*オペラ開催日はホテルは半年前より満室が多く通常料金ではございませんのでご注意下さい。
スケジュール・チケット購入はこちらのサイトでご確認下さい。
(弊社へチケット手配依頼ご希望の場合は、手配手数料おひとり様1,000円となります+チケット代)
https://www.arena.it/arena/en
ヴェネトの料理はシーフードやヴェローナはニョッキも名物料理の1つです。ゴルゴンゾーラチーズニョッキもなかなかのお味でした。
夜のヴェローナはアレーナの夜景が素敵で、この景色を眺めながらのディナーはより美味しくさせてくれます。
夏のオペラは21時からスタートします。この日の演目はNabucco(ナブッコ)。ステージ前のシートはドレスアップした方々がレッドカーペットの迎えで入場。カジュアルスタイルで鑑賞できるお席もあるのでチケットご依頼の際はお気軽にご相談下さい。
断崖絶壁に立つマドンナ・デッラ・コロナ教会
観たことがない光景にはとにかく感動です!
高さ18mの聖堂教会は断崖絶壁に沿うように建てられており、一体どのようにして崖を掘って建てられたのか・・・想像もつきません。
教会の内部は崖を削り、祭壇の後ろは岩肌がそのまま残る特殊なつくりとなっています。
マドンナ・デッラ・コロナ教会からはアディジェ渓谷の絶景にも感動。ここはyoutubeで絶景をお楽しみ下さい。
今回は2つのパターンでお好きなコースを選択いただけます。
断崖絶壁に立つマドンナ・デッラ・コロナ教会との組み合わせで、(1)美食コースor(2)村と自然コースをチョイス!
(1)美食コースを好む方には
この地方ならではのハムやチーズの工房へご案内。
チロルの水と環境のなかで育った家畜で伝統を維持しながら作られたチーズや生ハム。熟成、貯蔵の様子をご覧いただくことができます。そして! もちろん試食もどうぞ・・・・
更に、ランチはこの地方のアグリツーリズモでのたっぷりランチ!アグリツーリズモは地元の家庭料理を味わうことができます。
チーズファクトリーでチーズの熟成見学 チーズの奥深さを学び味わう!
主に三種類のチーズがここで熟成されています。一つは、grana padano(グラナ・パダーノ)というチーズで、 パルマのパルメザンチーズに似ていますが、パルメザンより少し軽いお味のチーズです。 ヴェローナを含めパダノ平野の地域ではパルメザンチーズよりもグラナパダーノチーズが好まれています。
二つ目のチーズはモンテ・ヴェロネーゼです。こちらはまさしくヴェローナの北、プレアルプスにあたるレッシニア渓谷で作られるチーズで、ベネデッティで成熟されます。成熟の際にも、赤や白ワインのぶどうの発酵後の皮の中につけて香りをつけたり、セージやローズマリーなどのハーブにつけ成熟させたり、またシンプルにそのまま成熟させるものなど、一口にモンテ・ヴェロネーゼ・チーズといっても成熟段階でチーズの風味が変わっていきます。
最後の三つ目は、チンブロ・チーズといって、レッシニア渓谷にその昔、チンブロというドイツ系の民族が村を作り、彼ら独特の言語を使って暮らしていました。例えば、日本でいうと北海道にいたアイヌ民族のような感じでしょうか。彼らが作るチーズで(今もチンブロ人や言語も存在するようですが、かなりの少数民族で、詳細までは調べてみないとわかりません) 、チーズを固める時に使うイタリア語ではcaglio(カギヨ)という凝乳酵素は通常は子牛の胃液の成分を使うのですが、チンブロチーズでは羊の同成分を使うため、チーズの風味が違ってきます。チンブロチーズもまた、成熟方法がモンテ・ヴェロネーゼチーズと同様に何種類かの方法があります。三種類とも基本は牛乳ですが、その製造成熟工程で味が変わってきます。
★ ハム・サラミのカーテンで試食タイム!
工房ではチーズだけでなくこのようなハム類も熟成されています。まるでハムのカーテンのようでしょう~ このなかで試食&試飲をお楽しみいただきます。
オーナーが試食のチーズとハムの説明タイム!勿論、この地方ならではのワインの試飲もあります。 チーズにはジャムやハチミツなどつけて食べるのもイタリアスタイルということで、1階にある売店ではジャム類の販売もされています。
お気に入りのチーズはハム・サラミはショップ内で購入することができます。 とにかく種類が豊富なだけにどのチーズやハムを買おうか迷ってしまいます。
こちらは塗りサラミ。ブルスケッタにサラミを塗って食べるのもこの地方ならでは。 また、牛や豚の形をしたオシャレまな板など可愛らしい雑貨も充実しています。
(2)イタリアの小さな村と自然を好む方には
マドンナ・デッラ・コロナを後に、この地方の郷土料理のランチを楽しんでいただき、イタリア最大の湖ガルダ湖へご案内。
ガルダ村は小さな村ですが、アメリカの有名映画俳優やイタリア人たちの夏のバカンスでも人気な村です。イタリアのそれぞれの田舎は都会とは違う田園風景を楽しむことができます。
イタリア最大の湖ガルダ湖・シルミオーネ村&ルガーナ地方ワインを堪能
ヴェローナから車で約30分。イタリア最大の湖ガルダ湖に突出た半島にあるシルミオーネ村を観光。テルメ(温泉)やオペラ歌手のマリア・カラスの別荘がある町並みをお楽しみいただきます。遊覧船でガルダ湖のその景観を満喫していただき(悪天候の場合は村にあるスカリジェラ家の中世のお城を見学)ガルダ湖南部のワイン地方、白ワインのルガーナ地方のワイナリーにて白と赤ワインを味わっていただきながらのランチをお楽しみいただきます。
<古都 マントヴァ>マントヴァ街歩き~エルベ広場
B&Bから徒歩で10分程歩くとマントヴァの顔である時計塔があるエルベ広場がみえてきます。 15~16世紀にかけてマントヴァは侯爵領となり、その後ゴンザーガ公国となり400年にわたるゴンザーガ家の 支配がマントヴァの街を華麗に彩っていきました。そしてパサネッロやマンテーニャなど数多くの芸術家がこの マントヴァに大きな足跡を残したのでした。 このエルベ広場の正面にみえる時計塔には上ることができます。右にみえるレンガの建物は「ロトンダ」と呼ば れるロマネスク様式のサン・ロレンツォ聖堂。
このエルベ広場に面した中世のアーケード(ポルティコ)にある老舗のバール"カラヴァッティ"でカフェ休憩 はいかがでしょうか。1805年創業の老舗のカフェで、名物リジーノ(ライスプティング)味わってみよう! 又は店名になっている食前酒"カラヴァッティ"はいかが・・・・ これはワインとアロマティックビターの食前酒。平日は20時30分 週末は24時までopenなので夕食前の アぺリティーボ(食前酒)にカラバッティで一杯いかがでしょうか。
ヨーロッパで3番目に大きい城ドゥカーレ宮殿 (月曜休館)
16世紀に建てられた宮殿は920もの部屋と15の庭がある壮大な規模の宮殿です。 このドゥカーレ宮殿ゆっくり観ると1日では足りないほどの広さと多彩な芸術を観ることができる美術館。 数多い見どころのなかでもっとも押さえて欲しいのがラファエロの「タペストリーの間」、ルーベンスの「射手の間」、「鏡の間」はベルイサユ宮殿の「鏡の間」をベースにされているそうです。 他にもイザベラコレクションの作品があり、ダヴィンチが描いたイザベッラの肖像画もありますが、これはダヴィンチが描いたものではなく弟子の作品ではないか・・・との説がありダヴィンチの真策ではないようです。
このドゥカーレ宮殿の一番の観どころ!である宮廷画家マンティ―ニャの「夫婦の間」。
この「夫婦の間」にある天井の円窓に遠近法を駆使したフレスコ画の作品は見上げていると、逆に天使たちに覗かれている錯覚に感じます。
壁面はゴンザーガ家、宮廷の様子が描かれています。
ロマネスク様式とゴシック様式のドウォ―モ
中世に建てられたゴシック様式のドゥオーモ、その後1700年代にファサード、ロマネスク様式の鐘楼。各時代の様式が1つの建物でみることができるマントヴァのドウオーモ。
歴史的古い建物が多いマントヴァ。この建物は昔なんだったのだろうか・・・
ついつい足がむいてしまいレストランへ入ってのランチ。
2コースメニュー13ユーロと比較的メイン都市に比べると物価が安くお手頃!スターターとメインそれぞれから選べる2コースメニューのランチはマントヴァの街のトラットリアは結構おみかけすることができます。
エルベ広場から少し歩いて・・・テ宮殿へと足をのばしてみましょう
ゴンガーザ家の別荘“テ宮殿”
テとは、この宮殿がある地名Tejetoの略。 テ宮殿は、ラファエロの弟子ジュリオ・ロマーノが1525年から約10年の歳月をかけて建築・装飾した宮殿。 外観は普通に見えますが、彼の最高傑作とされる建築作品でテ宮殿の内部のフレスコ画は迫力満点!内部に入ってみると・・各部屋のフレスコ画・天井画・装飾すべてにびっくり。
宮殿には「馬の間」「愛と狂気の間」など14の部屋があり、一番の見どころは「巨人の間」
「巨人の間」は部屋全体をフレスコ画で埋め尽くされた巨大な絵には、遠近法やだまし絵などの手法が使われており、まるで飛び出す絵本のような空間です。
マントヴァの郷土料理に舌鼓
ここでの郷土料理はカエルのフリッターや川魚料理や長時間煮込んだ馬肉料理。 今回いただいたのは、フレッシュサラダと煮込んだ馬肉のパスタ料理。
マントヴァでの滞在は・・・15世紀の名家の屋敷B&Bに滞在
ここは美術館?フレスコの天井画や大理石の暖炉、映画で観るような貴族の食卓風景を思い浮かぶ・・・こんな素晴らしいお屋敷・・・ここは今晩お泊りいただくB&B(ベッド&ブレックファースト)。 このお屋敷は1481年に建てられたゴンザーガ家に仕えた旧家のお屋敷。 玄関の扉を開けて中に入ると天井が高く昔ながらの階段を上がり2階のサロンへ。 思わず声がでてしまうほどの感動!天井になんとも素晴らしいフレスコ画が。 ゲストルームまでのあいだに3つのサロンが迎えてくれます。 1つ目のサロンは天井や壁面にも残るこの素晴らしいフレスコ画のサロン、第2にサロンはゴシック様式の間で赤い暖炉とソファがあり、夜は読書をしながら静かに過ごしたくなるような昔ながらのサロン。第3の間は大理石の象眼にあしらった暖炉と昔ながらのダイニングテーブル。このサロンの一角には古いグランドピアノやアンティークの食器棚があり、その時代にタイムスリップした気分になります。
第3の間のサロンにはマダムの好意で冷蔵庫やコーヒー紅茶のセットがあり、ゲストは自由に使う ことができます。朝食はこちらのダイニングテーブルにビスケットやシリアル系・フルーツが用意 されており自由にいただくことができます。 ゲストルームは4部屋。こちらはツインのお部屋は広くバスタブ付き。Wifiは無料で利用することができます。
ミラノから旅するヴェローナ&マントヴァ世界遺産の旅
サンプル日程 4泊5日
1日目 | ミラノ・マルペンサ空港ご到着 専用車にてホテルへ(ドライバーのみ) <ミラノ 泊> |
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2日目 | 午前: フリー 午後: 日本語アシストと徒歩にてミラノ中央駅へご案内。 列車にてマントヴァへ。 マントヴァ駅到着後、ご自身にてマントヴァ15世紀の名家のお屋敷B&Bへ * タクシーは約3分・徒歩約8分/B&B内は階段となります B&Bチェックイン後、フリー。 各自にてマントヴァ観光へ ● お薦めは・・・ドカーレ宮殿・ドゥオーモ・テ宮殿 <マントヴァ 泊> |
3日目 | B&Bにて朝食 ご自身にてマントヴァ駅へ 列車にてヴェローナへ ヴェローナ駅到着後、各自にてホテルへ <ヴェローナ 泊> |
4日目 | 専用車&日本語アシストと以下、どちらかのコースを選択 |
5日目 | ホテルチェックアウト ヴェローナ空港より帰国の途へ、又は列車にてフィレンツェ、ベニスなど 送迎のお車など追加料金にてお手配致します。 |
ミラノから旅するマントヴァ&ヴェローナ世界遺産の旅
4泊5日料金 2名様以上
料金適用期間:2023年07月01日~2023年10月31日
2名様の場合 | お一人様 227,300円 |
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4泊5日に含まれるもの
- 1.ミラノ:スパイスホテル(3つ★ホテル)1泊
マントヴァ: B&B 1泊 ★ゲストルームは4部屋のため満室の場合があります
ヴェローナ: マスティーノ ルームズホテルクラス(3つ★ホテル)2泊 - 2.食事:朝食1回/ランチ1回/夕食0回
- 3.専用車: ミラノ・マルペンサ空港/ホテル&4日目 ヴェローナ郊外観光8時間
- 4.日本語アシスト:2日目 ミラノホテルよりミラノ中央駅へ案内 & 4日目 ヴェローナ観光8時間
- 5.列車チケット:ミラノ/マントヴァ 2等 & マントヴァ/ヴェローナ 2等チケット
その他
- 滞在税としておひとり様1泊につき4~5ユーロホテル・B&Bへ直接お支払となります。
- B&Bのゲストルームは4ルームのみ。また、お部屋の指定は予約時の空き状況次第となりますのでご了承お願い致します。
- マントヴァやミラノ観光時に日本語ガイドがご希望の場合は別途アレンジ可能です。
- 観光時に必要な入場料、ランチのドリンク代は含まれておりませんので直接お支払いお願い致します。
- 逆回りのアレンジ可能です。
- ホテルを5つ星クラスへ変更や追加手配などお気軽にご相談下さい。
- 航空券代金は含まれておりませんので、お気軽にご相談下さい。
お薦め食材 ワンポイント!
マントヴァなどロンバルディア州特産の“モスタルダ”は、フルーツや野菜のシロップ煮にマスタード風味を加えたソース。激辛や中辛表記があるのはマスタードの辛さの違い。 チーズや蒸した肉類にかけていただきます。ゴンザーガ家の時代にも食されていたそうです。お土産にもオススメです。