シチリア最大の都市パレルモ
ノルマン王朝からスペイン、イスラム、アラブなどさまざまな異文化が融合されたパレルモ。 華麗なるモザイクの装飾や異文化混交の街パレルモは丸1日では足りない観光地。 まずはパレルモのメイン通りエマヌエル通りを歩いてみましょう。ここはアラブ人が築いたパレルモの旧市街。 ストリートフードも充実!
アラブ ノルマン様式のカテドラーレ
外観みてもわかるようにここはイタリア?と、思うほどアラブな建物。1184年に創建された大聖堂ですが約1000年の間に増改築が繰り返された多様式が混合されたカテドラーレ。ここはパレルモで一番大きな教会。 入口の上にあるモザイク画「聖母子」、内部はシルバー輝く「聖ロザリアの礼拝堂」。聖ロザリアはパレルモの守護聖人。7月15日は聖ロザリアの遺骨が見つかったことで、パレルモでは毎年7月15日は祝日となっています。そしてこのシルバーの祭壇奥には聖ロザリアの骨が入っています。中央祭壇前にある床には季節を表す日時計などカテドラーレの内部は新古典様式となっています。
パレルモのメイン通りヴィットリオ・エマヌエーレ通りを下っていくとクアトロ・カンティの交差点が見えてきます。
ここはヴィットリア・エマニエーレ通りとマクエダ通りの交差点。名の通り4つの17世紀バロック様式の彫刻に囲まれています。彫刻はそれぞれ上から街の守護聖神、歴代スペイン総督、四季の神となっています。
クアトロ・カンティに交わるマクエダ通りは左右に長く続き、一方では市庁舎やプレトーリア広場など彫刻の噴水、 一方ではマッシモ劇場やブティックが並ぶショッピング通りとなっています。
プレトーリア広場はルネッサンス様式の彫刻で飾られたプレトーリア噴水やパレルモ市庁舎やシチリア王国初代 国王が自宅の礼拝堂として1143年に建てたマルトラーナ教会。アラブ・ビサンチン様式のモザイクが素晴らしい、そして建物隣の通りには鍋などの鍛冶職人の工房が並ぶカルデライ通りがあり、この一角だけでも見ごたえあり!
一方の通りは両サイドにワインバー、カフェが立ち並び、マッシモ劇場へと続きます。 1897年に完成した新古典様式とリバティ様式のオペラ劇場は映画「ゴッドファーザー3」のラストワンシーンの撮影舞台。もう少し先には円形劇場のポリテアマ劇場があります。
華麗なる金箔のモザイク! パラティーナ礼拝堂
ノルマン王宮にあるパラティーナ礼拝堂はビザンチン様式の金箔モザイク。床はコズマーティ様式の大理石、天井にはイスラームの鐘乳石装飾、正面の巨大な金箔のキリスト、まるで宝石箱の中にいるか?のような空間に陥ることでしょう。
イタリア最大の聖堂“モンレアーレ大聖堂”
1174年パレルモ市内から少し離れた丘にルッジェーロ2世が建造したモンレアーレ大聖堂は、イタリア最大の 聖堂です。ちなみに2番目はベネチアのサン・マルコ聖堂。 外観と違って内部は旧約、新約聖書のストーリーがモザイクで描かれ、その総面積は6,340㎡とそれはそれは素晴らしく、パレルモ最後の観光の締めに行って欲しい感動のモンレアーレ大聖堂です。
シチリアの食の恵み!パレルモ庶民の台所バッラロ市場
ここはイタリア最大級の市場。シチリア食材は美食の宝庫。地中海から届く魚介類から太陽をたっぷり浴びて育った豊富な野菜や季節のフルーツ達から加工食品まで幅広く品揃え豊富な市場。季節のフルーツ搾りたてジュース。12月は真っ赤なザクロジュースが楽しめます。お持ち帰りグルメもあるのでお部屋でシチリアワインと一緒にいかがでしょうか。
★スリに要注意!
パレルモでのステイは町中のとっても便利なキッチン付き!(1部屋のみ)
フルキッチンのお部屋は1室のみ。広いベッドルームとシャワーのみのバスルーム。テーブルを広げてちょっとした部屋食が楽しめます。キッチン付きが満室の場合はキッチン無しのお部屋となります。パレルモのエマニエーレ通りにも徒歩30秒ととっても便利!
料理が面倒な方は勿論!レストランでパレルモ料理をご賞味。このベイクした丸いパスタの中にはゆで卵とモッツァレラチーズが入っています。ハーブのフェンディパスタやパレルモはストリートフードで有名な街。ランチはフィンガーフードはいかがでしょうか。
シチリアの最西端! 塩田の街マルサラ
マルサラはシチリアの最西端の街、対岸のチュニジアまでわずか約150キロ。 そして、古代カルタゴ軍が港を築き、塩作りと葡萄の苗を持ち込んだことから塩田とマルサラ産のワインで栄えた街。 春から夏の天気のいい日は、職人さんの塩田での作業風景を観ることができます。風車小屋には塩作り博物館があり、ミネラル豊富なマルサラの天然塩(マグネシウム30%含む)を購入することができます。特に収穫時期の夏は白い塩田の山がいくつも並びます。塩博物館は要入場料。
マルサラのもう1つの楽しみはマルサラ産ワイン
ここカンティーネ・フローリオはマルサラ酒の老舗。3000樽ものマルサラ酒が貯蔵されているフローリオでは事前予約でガイドツアー(英語、イタリア語のみ)で見学&テイスティングをすることができます。(有料)見学なしでもショップで購入することはできますので、記念にマルサラ酒はいかがでしょうか。
「世界遺産」ギリシャの世界“アグリジェント”
& 遺跡に一番近いラグジュアリーホテル
古代ギリシャ人が築いた古代都市。紀元前8世紀、古代ギリシャ人は海を渡りシチリアに降り立ち、ここアグリジェントの小高い丘「アクロポリス」に美しい神殿を築き上げ神々に捧げたそう。
当時の姿が遺るドーリア式建築のコンコルディア神殿、その前に横たわるのが現代アートのイカロス像。 8本の円柱があるヘラクレス神殿など、神殿の谷を見学するには広大な敷地なためかなり歩きます。軽く1時間は過ぎてしまうほど見どころたっぷり!
神殿の谷から見渡せるお泊りのホテル。夜は「神殿の谷」のライトアップがホテルから眺めることができ、ホテルのゲストは神殿の谷へとダイレクトにアクセスができます。入場料はホテルレセプションで購入することができ、神殿まではわずか200メートルの絶好のロケーションのラグジュアリーホテル。 元々18世紀の貴族の館を改装し、1972年にホテルとして開業され、ラグジュアリーホテルとしてスモールラグジュアリーホテルズグループのメンバーホテル。ホテル周囲ではまだ遺跡の発掘が続き、ホテル内レストラン入口の一部にはガラスの床があり、その真下には遺跡をご覧いただくことができます。遺跡好きにはたまらない!ホテルです。
ロケーションだけでなく、ホテル内レストランでは旬と地元の食材を使った料理が楽しめます。 夕食はアラカルトでオーダーできます。
「世界文化遺産」バロックの街ラグーサ&洞窟ホテル
ご希望で・・・ ミシュランレストランにてディナー
ラグーサは1693年の大地震で被害を受けた街。復興当時の建築スタイルバロックで甦り世界文化遺産にも登録されています。新市街・旧市街とわかれており、旧市街は観光客で賑わっています。 ラグーサにはミシュランレストランの数が多く、この小さなラグーサの街だけで1つ星2つ星あわせて6軒ミシュランレストランが終結しています。また、少し離れた場所にあるチーズショップではラグザーノチーズやパッキーノトマトなど高品質なDOP(原産地名称保護制度)認定食材も多くあります。 ラグーサの町はのんびりショッピングや教会など徒歩散策と、少し高台に行くと絶景を堪能することができます。 ラグーサの町のシンボルであるドゥオモのサンジョルジョ教会はシラクーサ出身の建築家ロザリオ・ガリアルディの設計。
このラグーサのシンボルであるドゥオモのサンジョルジョ教会を背に向けて下っていくと、両サイドはカフェやワインバーに有名なジェラートショップがあります。更にあるくとガーデン広場があり、そこには元修道院だった建物を改築し現在ホテルとしてオープンしています。
ミシュラン1つ星レストランでのロマンティックディナー
★ ご希望で予約を致します。(お支払いは直接レストランとなります)
17世紀のサンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会の敷地内地下にある洞窟レストラン。 洞窟レストラン内でほどよく灯されロマンティックな雰囲気を加味しだされています。地下にはワインセラーがあり食事前にソムリエによるワインテイスティングもできます。(有料)
ミシュランならではのプチな料理が次々と・・・・サービスもきめ細やか!
料理をオーダーした後は、料理にあったワインをソムリエが
細かくアドバイス。
ルレ・シャトーの洞窟ホテルステイ
ホテルは渓谷を掘って造られた19世紀の屋敷をリノベーションしてホテルへと改築。 レセプションがある場所は、元は屋敷の馬小屋だったそうで、後ろの壁は400年代当時の岩壁のままだそうです。 イブラの街にある洞窟ホテルはラグーサのシンボル、ドゥオーモ・サン・ジョルジョ教会へは徒歩10分弱で便利な場所にあります。このレセプションからゲストルームへ急なごつごつとした石の階段を上り下り、又は後ろの通りにある扉はゲストルームがあるフロアにつながるため、裏から出入りするなど少々不便なところがありますが、中世にタイムスリップしたかのような、ステイにちょっぴりスリリングなホテルが、このホテルの魅力です。部屋数も少ないアットホームなホテルです。朝食はレセプションの隣の小さなダイニングのお部屋でいただきます。
名産ラグザーノチーズ&ペコリーノ・シチリアーノ 2つのDOP指定チーズ
食パンのようなチーズ。これが名産ラグザーノチーズ。このラグザーノチーズはスローフード協会のプレシディオの認定も受けている希少なチーズ。 食パンのような直方体は、船積みしてアメリカに輸出したときの名残だとか。なるほど・・・積みやすい形に納得。 量り売りで購入することができ真空パックも頼むことができます。 こちらのショップは受賞歴があり、ラグザーノチーズの熟成家としても知られる。ラグザーノチーズは天候から吊り下げて熟成させ、最低3か月、最高100日缶の熟成が必要。店内にはチーズの他サラミなども販売されており、珍しいものとしてシチリアならではのピスタチオ入りチーズやピスタチオ入りサラミなどがあります。
シラクーサの歴史地区オルティージャ島
シラクーサは、ギリシャ人が侵攻しギリシャ植民都市となった後、新たなローマ都市となった美しい街。シラクーサ のなかでもオルティージャはギリシャ人に名づけられ多くの観光客で賑わっています。 シチリアといえば、魚介の宝庫。ここシラクーサにも昼で終了する大きな市場があり、野菜・色鮮やかなフルール・見たことがない魚介類などが並び庶民の台所として賑わっています。 特に珍しいものは、サボテンの実。トゲトゲがあるサボテンの皮をとりいただきます。その他にもベイクしたチーズ。南イタリアでは見ることがなかったモッツァレラチーズやリコッタチーズを焼いたもの。これをそのまま召し上がったりパンに挟んで召し上がったり食べ方はさまざまですが、焼いたチーズはシチリアならではなので味わってみたい一品です。魚介といえば、ここではマグロです。レストランではマグロのステーキメニューがあり、日本のようにパン粉を付けたフライ料理がパン粉かわりにピスタチオの砕いたものでマグロを焼いたりフライしたり・・・・珍しい料理が多いシチリアです。 市場をでると、ちょっとした広場があり一角には遺跡があります。
シラクーサの街でグルメショッピング!
シチリア産フルーツのリキュールは、リモンチェッロをはじめオレンジやピスタチオのお酒やペペロンチーノソルト(とうがらし)なども珍しい一品です。
その場で絞ってくれる100%フレッシュジュース、シチリアのデザイナーが描いた陶器。
バロック様式の町 建物の1つ1つが楽しめます
1693年の大地震の後に改修されたバロック様式のシラクーサ大聖堂(ドゥオーモ)
シラクーサの街にはバロック建築の建物が多く、1つ1つよく観ると造りや彫刻にはストーリーを感じさせてくれます。街から新市街を少々歩くと広大な敷地にギリシア劇場や石切岩がありロバの耳の形をした洞窟もあり、ここは音響効果があることで観光客が歌をうたったりする姿もみかけます。
シラクーサグルメ
シラクーサにあるこちらのレストランでは、市場で買った食材を少々お金を支払うことで料理をしてくれます。 マグロのピスタチオフライやピスタチオパスタ、タコパスタ、マグロパスタの他、新鮮なお寿司もあります。
元修道院だった料理宿のアグリツーリズモ
元修道院だったアグリはエトナ山麓にあるアグリツーリズモ。敷地内の土壌は火山灰。アグリの農作物はオリーブ・果樹園・ブドウ畑。ここの農園で作るオリーブオイルは2012年国際オーガニックオイルの金賞を受賞したほどの高品質。 今までのラグジュアリーな滞在からイタリアならではのアグリツーリズモでの滞在。ちょっと田舎の独特な滞在を味わってみてはいかがでしょうか。天気がいい日はここからエトナ山の景色を堪能することができます。 こちらのアグリツーリズモでの夕食は食べきれないほどの量がでてきます。宿泊客をはじめ遠方からもアグリ内レストランへ足を運ぶほどの人気ぶり!
アグリでは食べきれないほどの夕食!・・・次から次へとでてくる料理の山。アグリの食事はどれも美味しい! メイン料理はメニューから選びます。季節によってメニューは変わりますが、ポークのピスタチオソースや牛のカツレツ、ミックスミートグリルなどなど・・・そしてデザートはピスタチオアイスやパンナコッタのピスタチオ添えなど、前菜、プリモメニュー含め全メニュー日々変わるので何度きてもここアグリの食事は楽しめます。
アグリツーリズモでの朝食は甘いものがたっぷり! イチオシはアグリツーリズモ自家製ピスタチオペーストと自家製フルーツジャム。
シチリアのリゾート タオルミーナ!
青い海と眩しい太陽を浴びながら街を自由に散策! タオルミーナは、日本人観光客に人気のリゾート地。メイン通りコルソ・ウンベルト通りの中心に4月9日広場があり、ここからの絶景は素晴らしく、絶景広場とも言える場所。この絶景広場の老舗バールでスピリッツ休憩はいかがでしょうか。
シチリアグルメ&ドルチェ カンノーロ
タオルミーナでは新鮮食材の旨味を堪能! 漁師が届ける旬の魚介のパスタやフリッターなど地中海グルメ。そして!シチリアで有名なカンノーロはマスカルポーネチーズが絶妙! シチリアに来たらカンノーロは必ず食べて欲しい1品です。
シチリア周遊ツアー
サンプル日程 6泊7日
<2022年6月1日~2022年10月31日>
※スケジュール変更:休日などにより訪問箇所の入れ替えをする場合がございますことご了承お願い致します。
1日目 | パレルモ空港到着後、専用車にてパレルモ市内ホテルへ送迎。 (現地語ドライバーのみ) <パレルモ 泊> |
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2日目 | ホテルにて朝食 日本語アシストと徒歩にてパレルモ散策へご案内。 カテドラーレ、クアトロ・カンティ、プレトーリア広場、マルトラーナ教会、マッシモ劇場、バッラロ市場、パラティーナ礼拝堂など(入場料は直接お支払い下さい) ランチはストリートフード又はパレルモ料理のレストランへご案内 (お支払いは直接レストランへお支払い下さい) *日本語アシストは7時間チャーター <パレルモ 泊> |
3日目 | ホテルにて朝食 午前:専用車にてモンレアーレ大聖堂へ 1時間程観光後、専用車にてマルサラへ マルサラ塩田訪問 (ご希望にてマルサラ酒の老舗カンティーネ・フローリオへご案内) 午後:専用車にてアグリジェントへ <アグリジェント 泊> |
4日目 | 午前:ご自身にてアグリジェント観光をお楽しみ下さい 専用車にてラグーサへ。 ラグーサ到着後、フリー(ラグーサの街散策を自由にお楽しみください) ディナーはミシュラン1つ星レストランにていかがでしょうか。(ホテルより徒歩約15分) * ご希望で予約を致します。(お支払いは直接レストランへお願いします) <ラグーサ 泊> |
5日目 | 午前: 専用車にてシラクーサへ 途中、歴史古いチーズショップにて立ち寄ります。(水曜日、祝日休業) シラクーサ到着後、日本語アシストと徒歩にてシラクーサ散策へご案内(3時間) (市場は日曜日、祝日は休業、平日12時で終了) 夕食は、レストランにて予約のみ致します。直接お支払い下さい <シラクーサ 泊> |
6日目 | シラクーサよりタオルミーナへ。 タオルミーナの街を自由に散策下さい。 観光後、専用車にてアグリツーリズモへ アグリにてディナー <アグリツーリズモ 泊> |
7日目 | 専用車にてカターニャ空港へ送迎 |
シチリア周遊ツアー
6泊7日料金 2名様以上
料金適用期間:2022年6月01日~2022年10月31日
2名様の場合 | おひとり様 398,200円 |
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6泊7日に含まれるもの
- 1.宿泊:
パレルモ・キッチン付きのお部屋×2泊
アグリジェント:5つ星ラグジュアリーホテル×1泊
ラグーサ:ルレ・シャトー4つ星ホテル×1泊
シラクーサ:オルティージャ島4つ星ホテル×1泊
カターニャ郊外:アグリツーリズモ×1泊 - 2.食事:朝食6回・ランチ0回・ディナー1回
- 3.専用車送迎:パレルモよりカターニャ空港まで日程記載箇所
- 4.日本語アシスト:パレルモ2日目・7時間/シラクーサ・3時間
含まれないもの
- 航空券代金 (ご依頼の際はお気軽にご相談下さい)
- 各観光地の入場料
- 日程に含まれないお食事
- ドライバー、日本語アシストのチップ
- 各宿泊施設にてお1人様1泊につき滞在税4~8ユーロお支払いとなります。